センター英語h25r 追試 見かけない比較級

2013(平成25)年 センター追試 英語 から

比較級であまり見かけない表現

例文

In most cases, the farther from the Sun, the colder the planet.

高速訳

ほとんどの場合、より遠いならば、太陽からダヨ、より寒くなります、その惑星はダヨ。

低速訳

ほとんどの場合、その惑星が、太陽からより遠いならば、より寒くなります。

単語

In [前置詞]~(の中)に[で]、~で [副詞]中に , most [名詞]大半[副詞]最も~(最上級) , cases [名詞]ケース、例(複数形) , farther [形容詞]遠い(比較級) , from [前置詞]~から , Sun [名詞]太陽 , colder [形容詞]寒い(比較級) , planet [名詞]惑星 ,

構文

(In most cases), {C: the farther (from the Sun)} , {C: the colder} {S: the planet }.

考察

動詞がありません。もし、補うとしたら、最後に "is"を追加して、
 "the planet is" とすると思われます。


「最上級"est"には、 the が付くのですが、比較級には the が付かない」という常識の例外です。

なんとなく意味は解りますので、あまり気にする必要はありません。

文法書では、 "the 比較級A ..., the 比較級B ..." 「A すればするほど B」という意味と解説しています。

でも、なぜ the が付くのか、私には謎です。なぜ the が付くのかを解説して欲しいと思います、良い解説が、英語の感覚を身につけることの近道と信じているからです。

で、以下は、私の妄想です。

これまでの話題で出てきた物の集団があります、今回の例では、太陽系の惑星群、水金地火木土天海冥、です。これらの集団は比較できるように一列に並んでいます。

初めの"the 比較級"で、心のなかではひとつを集団から取り出します。"the"が、特定の一つに焦点を絞ることを示しています。それの前後には別の物が並んでいます。惑星列で言えば、どれか一つ、たとえば火星をとりだします。でも比較級 "-er" なので、比較の方向を意識します。 "the farther" なので、火星なら次の木星を意識します。

2つ目の "the 比較級"で、先ほど取り出したものとその次について、さらに別の比較をします。惑星列で言えば、"the colder" で、それがより寒くなるように、関係がついているということです。"the"は、先ほど取り出したものとその次をそのまま意識している(特定できる物)ので、付いています。

理系なら、X軸に太陽からの距離、Y軸に惑星の表面温度をとり、グラフに書けば、傾きがマイナスであるということです。

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